ジャーナリングとは

ジャーナリングとは、
目に見えない自分の「意識」を
言語化していくもの。


心のモヤモヤ、
頭で繰り返している様々な
自分責めのストーリー


それらを書き出すことにより、
客観的にその出来事を眺め、
整理整頓をしていく作業です。

目に見えていなかったものを
言葉」という目にみえるものにして
観ていくこと。



頭の中に入っているものを
一旦全て出し切って。
自分の内側の余白を広げて。



そして出し切ったものを
整理していくと
おのずと次の取るべき
「行動」が面白いほど
見えてきます。

行動が分かれば、
1歩踏み出すことができます。

踏み出すことで、


「どうしようもない」
「もうどうにもならない」

こんな閉鎖感や絶望感から
抜け出すことが
できるんです。

それはとてもパワフルな
選択です。


ジャーナリングとの出会い

私のジャーナリングとの出会いは、
「乳がん」を宣告されたとき。




どうしようもなく不安で、
不安な私は
頭の中で、
ネガティブな思考ばかり
繰り返し考えていました。

病気は検査の連続。
検査の結果が出るまで
だいたい3週間。



結果が出たら、
また違う検査。

また不安になる・・・。

心の中がジェットコースターの
ように、
アップダウンしては、
これがいつ終わるのかも
わからない私は、



考えても、考えても
スッキリしない。



いつも心ここにあらずで、
今やるべきことが
疎かになり、



1日が終わる頃には
「今日1日何もできていない」と
自己嫌悪。


意識は「今」になく、
過去の自分の食生活や、
ストレスを溜めた行いを
思い出しては、
後悔し、



まだおこってもいない
未来に不安を
抱き続けていました。

そんな時ふと、
ジャーナリングをという
言葉を目にして、




書くだけなら・・・と、
A4の真っ白なコピー用紙に、



ただひたすら、
その時の思いを吐き出したのでした。




「不安、不安、・・・・」
「なんで私が病気にならなければいけないのだろう」
「仕事はどうなる?」
「子供はどうなる?」
「手術って何をするの?」

夢中で吐き出した
私の言葉は
原稿用紙の裏表、
なんと8枚にもなっていました。




書いて、書いて、
書き切った時に、
思った一言。



「あースッキリした」



だったんです。



実は描き始める前は
少し不安だったんです。



不安、不安なんて
書いていったら、
ますます不安になるんじゃないかって



ネガティブな気持ちを
目の当たりにしたら、
ますますネガティブになって



私は今度こそ、
立ち直れなくなるんじゃないかって。



だから「スッキリした」という
気持ちが自分の中から
湧いて出たとき、
とても驚いたんです。





そしてその書いた紙を
眺めていると、

「あーそうだよね。
初めてのことで、
動揺してたよね。
そりゃ不安になるよね。
悲しくなるよね」



そんなふうに自分の
思いに素直に
共感
ができたんです。





私は小さい時から
誰かに褒めてもらうために
誰かに認めてもらうために、


頑張らないといけないんだ、
頑張っている人こそが
世の中で評価される人なんだと
思って生きていました。

だから病気になっても、
悲しんじゃいけない、
もっと辛い状況の人だって
いるんだから。

私は「病気に負けない強い姿」
をポジティブに描かないと
いけないんだ。



そんなふうに思っては
自分の気持ちと
ただ戦っていたんだと
気づきました。


書くことで
今の状況を客観的に
観れたために、



「弱い自分」も
嫌じゃない。
弱くたっていいんだって
認めることができたんですよね。



自分の気持ちに
戦わなくてよくなった
私はとっても楽になりました。



それからは
手術の不安や、
仕事を休む不安



全部、全部、
書いて、書いて、書いて。



そうすることで、
「今」に意識がないことが
はっきりと認識できるように
なってきたんです。



「あれ私って今幸せじゃないんだっけ?」

「大好きな子供と今、こうして
一緒に入れることって
幸せじゃないんだっけ?」

「悩んでても今、この瞬間、
お腹空くって、
人間ってすごくない?」笑



そう、そんな感じで、
気づいては、
過去でもなく未来でもなく、
「今」に意識を戻して、



今ある「私の幸せ」に気づいて、
感じて、
味わって、


それを
繰り返しって言ったら、



病気に対する過度な
怖れから解放されたんです。



これこそが「キャンサーギフト」
だったのかもしれない。



意識が今にないと、
今ある幸せを見逃しちゃうよ」っていう
メッセージを
私にくれたのかもしれないな



そんなふうに今は受け止めています。


自分が何に恐れていたのか、
自分が何に傷ついていたのか、
そして自分を苦しめていた思考は何か?

これらの理解を深めて、
きちんと受け止めてあげれば、
ネガティブな思考は
悪さをしなくなります。


だってあなたが理解してくれているから。

書くことで悩みがシンプルになり、
書くことで生きるが楽になります。


ジャーナリングを
することで、
きっと今よりずっと
自分へ向ける気持ちが
暖かくなっていると思います。

ぜひジャーナリングを
一緒にやってみませんか?